アニメ『ラーメン赤猫』第1期 レビュー|癒されて元気ももらえる上に、仕事について考えさせられる稀有なお話。

こんにちは、lenoreです。
今回は、アニメ『ラーメン赤猫』シーズン1について書こうと思います。
「かわいい猫たちが接客してくれるラーメン屋さん??なんか癒されそうだな」という気持ちで観始めたのですが、
・仕事とは
・経営とは
・奉仕と仕事の違いとは…など、
ありとあらゆる面で非常にためになる作品でした。
特に、人と接する職業の方や自分で起業した方は、仕事について考えさせられるシーンが多いんじゃないかな。
『お客様に年齢制限なし』
【この段落以後、内容について言及があります】
共感しかない(おいしい…ラーメンを熱いうちに食べられたの、いつぶりだろう…)
一番印象に残ったお話は、八杯目(第8話)の『お客様に年齢制限なし』のワンシーンです。
夏の暑い日、赤ちゃんを前抱っこして日傘を差しながら店の前をフラフラと歩いていたお母さん。
その様子を見たラーメン赤猫 経営者兼従業員の佐々木さんは、お母さんに声をかけて、店の中に入ってもらいます。
そして、席についたお母さんに佐々木さんがお水を出し、
佐々木さん「良ければラーメン食べていきます?」
お母さん「あ…でも…(赤ちゃんいるから…)」
佐々木さん「あ、お代は頂戴しますよ」
お母さん「あ…いえ…この子がいるので…」
佐々木さん「僕が見てますから熱いうちにどうぞ」
こういうやりとりがあります。
その後ラーメンを食べたお母さんの心の声が(おいしい…ラーメンを熱いうちに食べられたの、いつぶりだろう…)だったんです!
「あーーーーめっちゃ分かる!!」となりました。
「僕が見てますから熱いうちにどうぞ」の一言で報われたお母さんの大変さ
夏の暑い日の赤ちゃん抱っこって本当に暑いんですよ…。
赤ちゃんって基本ぽっかぽかなので、夏にカイロを貼っているのとそんなに変わらないんじゃないかな??
じゃあベビーカーにすれば…と言っても、行かなきゃいけない場所が階段しかない・エレベーターがない等、ベビーカーだと行きづらいところだったり、
「昨日の夜泣きからの今だから、今日は抱っこひもにして、着くまでに確実に寝かせたほうがいいな」と考えての策だったり…。
それに加えて、赤ちゃんの頃は特に、子ども最優先・自分は二の次で、自分のご飯がおろそかになりがちなんですよね。
それでも「たまには外で"自分以外の人が作ってくれたあったかいご飯"をゆっくり食べたいな」とか思うんですよ。
思うんですけど、それをするには【自分以外の人が子どもを見てくれる】これが絶対に必要。
それが、佐々木さんの「僕が見てますから熱いうちにどうぞ」の一言で、すごく報われたような感じがして、
自分の子どもが赤ちゃんの頃に試行錯誤していろいろ頑張っていたことを思い出して、ちょっとウルッときてしまいました(´;д;`)
「あ、お代は頂戴しますよ」に見える経営者佐々木さんの苦労
一方で、佐々木さんの「あ、お代は頂戴しますよ」という一言にも、経営者でもある佐々木さんの苦労が見えるなと感じました。
こう言うってことは、お母さんの「でも…」=「ラーメンをタダでいただくなんて…」という意味だった場合のために出た一言ですよね。
最初に・奉仕と仕事の違いとは と書きましたが、
●奉仕:暑い中ふらふらのお母さんに声をかけてお店に入ってもらってお水を出す。
●仕事:よければラーメン食べていきますか?お代をちょうだいして作りますけども。
この辺の線引きを、相手が不快にならないような言い方で、
且つ経営者として大事にしなきゃいけないところはしっかり主張しているところが、さすが佐々木さんという感じがしました。
この回以外でも、「猫が接客している」ということにつけこんで、
ちょっと甘く見て大きく出てきたり最初から上から目線で来るような人が何人かいましたが、
そういう人たちをたくさん見てきたからこそ出る「あ、お代は頂戴しますよ」なんだろうな感じました。
サブちゃんの元気さ・快活さが好き
佐々木さんやクリシュナちゃん、ハナさんや文蔵さん…魅力的なキャラが多い中で、私が一番好きなのはサブちゃんです。
「イラッシャーッセー!!」とか「アザシタ-!!」 とか、いつもカラッと元気な感じがすごく好きです。
そういう快活な面だけでなく、人情味があるところもいいですね。
九杯目(第9話)での、取り寄せて置いておいた戻り鰹のコンフィを食べられてしまって残念がっていたシーンでは、
あの落ち込み方が「自分が食べたかった」からじゃなくて、「新メニュー開発を頑張っている店長の文蔵さんのために取っておいてあげたのに!」 という理由だったのが本当に好きで。
ラーメンを一生懸命作っている職人の立場に立って考えられる猫でありながら、自分もそれに負けないくらいの職人精神を持っている!って感じがして、かっこいいです。
それに、実は食べちゃったのが当の本人の文蔵さんだったというオチも可愛かったな(*’ェ’*)
まとめ:真面目で誠実で優しい猫と人ばかり
猫たちだけでなく珠子さんも、真面目に誠実にコツコツ努力しているところも印象に残りました。
十二杯目(第12話)『いつもご来店ありがとうございます』で、前職のクソクソクソむかつく上司にバシッと言ったところがかっこよかったなぁ。
その言い方も「私のことはともかく、このお店のことはバカにしないでください!」という、珠子さんらしい表現。
…うぅぅ本当に良い職場に巡り合えてよかったね、珠子さん。
猫好きな方もラーメンが好きな方も、もちろんそれ以外の方にも、広くおすすめしたい作品です。
1話の中にエピソードが3つ入っていて結構テンポ良く進むので、寝る前にちょっとずつ観るのにちょうどいいんですよね。
この観方、元気が出るし穏やかな気持ちで寝られておすすめです☆
※2期制作が決まっているので、今から楽しみです!
作品詳細
原作…アンギャマン
監督…清水久敏
アニメーション制作…E&H production
●文蔵…津田健次郎
●佐々木…杉山紀彰
●サブ…村瀬 迪与
●ハナ…釘宮理恵
●クリシュナ…早見沙織
●社 珠子…折原 くるみ
…他。
(参考:ラーメン赤猫 公式サイト)
OP:「赤猫」水曜日のカンパネラ
↑TVアニメ『ラーメン赤猫』OPムービー|水曜日のカンパネラ「赤猫」 (GOOD SMILE CHANNEL 公式YouTubeチャンネルより)
本当にかわいい曲。アニメの雰囲気に合っています。「あ~か~ね~こ~♪」と一緒に歌っちゃう。
ED:「本日のおすすめ」離婚伝説
↑TVアニメ『ラーメン赤猫』ノンクレジットEDムービー|離婚伝説「本日のおすすめ」 (GOOD SMILE CHANNEL 公式YouTubeチャンネルより)
この曲もすごく元気が出る曲です。大丈夫だよと慰められるような元気づけられるような、それでいて優しい雰囲気があります。
読んでいただき、ありがとうございました!
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