アニメ『かくしごと』レビュー│甘酸っぱくて少し苦いグレープフルーツのようなお話!

2026年4月11日

アニメ『かくしごと』レビュー

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こんにちは!lenoreです。

今回はテレビアニメ『かくしごと』について書こうと思います。

 

 

このアニメを知ったきっかけは、『声優の花江夏樹さんが演じた癖があるキャラクター』をまとめたあるネット記事でした。

「十丸院五月(とまるいんさつき)。へぇーどんなキャラなのかな?」という興味だけで観始めたら…

登場人物はかわいいし、画の雰囲気はみずみずしいし、笑いもあればシリアスもあって、しかもお話がすごく良い!

みるみるうちにハマってしまい、最後にはホロッと泣かされました😭✨




「隠す」からこそ、湧き出てくる面白さ

主人公の後藤可久士は、漫画家として活躍する男性。

可久士は、この描く仕事について、娘の後藤姫に対しては隠し事にしています。

 

隠している理由は、下ネタ全開のギャグ漫画を書いている漫画家だからというもの笑。

漫画のタイトルが『きんたましまし』とかですからね…😂

私も親なので「もし娘にバレて変な目で見られたらどうしよう!」って気持ちになるのも分かる気がします。

 

そしてこの「姫にバレたくない・隠し通そう」という気持ちと、「姫はかわいいなぁ」という親心が、

アニメ全体に流れている可久士のかわいい空回りの大きな要因になっているかなと思います。

 

あと私、普段から「くだらないな~!」という感じのお笑いやギャグが大好きなので(完全に良い意味で言ってます笑!)、

●"漫画を置いていない本屋"のような私たちがよく知っているものの描写
●アンジャッシュのコントのような可久士と女性陣の絶妙な食い違い
●「伊豆のバジリコ」などのネーミングセンス…など

私の笑いのツボが満載だったところも、とても面白かったです!




過去と未来が、行ったり来たり
【この段落以後、内容について記述があります】

チラチラ見える、可久士の「陰」

全12話の中でメインで続くのは「姫が10歳・小学生の時の話」ですが、

「姫が18歳・高校生の時の話」も、毎話少しずつ組み込まれています。

 

このちょっとずつ挟まっている高校生の姫のモノローグが、なんとなくシリアスな雰囲気

小学生の姫の話がほのぼの~っとしたお話が多いので、その差に驚くと同時に、

「可久士って面白いし娘思いだし笑えるキャラだけど、ふと見せる“陰の部分”が気になるな🤔」と思い始めます。

 

また、アニメのオープニング映像の最初の部分をよく見ると…

↑ TVアニメ『かくしごと』ノンテロップOP映像 (avex pictures公式You Tubeチャンネルより)

向かい合った可久士と姫→春夏秋冬と季節が進むにつれ姫が大きくなっていく→あれ?もう一度春になったら可久士が居ない…となっているんです。

ん~気になる🤔




真相

結局、可久士の“陰”の真相については、かなりあとの方の話で明らかになります。

 

姫がまだ小さい頃に海難事故に遭い行方不明になっていた妻を、可久士は今も自費で捜索費を払って探し続けていることが週刊誌に「美談」として記事にされ、「下ネタ全開のギャグ漫画家としての自分」との乖離が発生。

ネットでもいろいろ書かれ、傷ついた可久士はついに漫画家を辞めてしまいます。その後は、娘を育てていくために慣れない肉体労働をしていましたが、作業中に事故が起こり、可久士は昏睡状態に陥ってしまいます。

 

最後の方の話数でまとめるにはちょっと詰め込み過ぎかな…という気もしましたが、

可久士が目覚める→姫についての記憶が10歳で止まっている→姫の機転で可久士の記憶が現在と合致する

この流れが本当に心に響いて…自然と涙が出てきました😭

 

やっぱり記憶を取り戻すには過を追体験する】のが良いんだろうな…。

最終的なものや結果だけよりも、五感を使ってその情景自体を追体験することで、

記憶に鮮明に動きや色を付けてくれるものなんだろうなと思います。

 

あぁぁ…序盤は「きんたましまし」とかでバカ笑いしてたのに…!

ラストの方でめちゃくちゃ泣かせてくるじゃないか…😭✨!

すごいバランスのアニメだと思います。

 

こういったバランスが私には、

【甘酸っぱくて少し苦い、まるでグレープフルーツのようなみずみずしいアニメ】

というイメージを抱かせました。




まとめ:可久士も姫も、人望が厚い

笑いも、かわいさも、切なさもあるこのアニメ。

全話振り返って思うのは「可久士も姫も人望が厚いな。人柄がにじみ出ているな」ということでした。

 

どんなに切ないシーンになっても、2人の周りには必ず誰かが居てくれるんです。

そしてその温かさで「心が疲れたらまたこのアニメ観よう!」という気持ちがどんどん湧き出してくる感じです。

 

たまたま知ったアニメでしたが、本当に観てよかったです。

甘酸っぱくてさわやかなグレープフルーツのようなアニメ🎐すすめです!!

作品詳細

原作…久米田康治

監督…村野佑太

アニメーション制作…亜細亜堂

●後藤可久士…神谷浩史
●後藤姫…高橋李依
●十丸院五月…花江夏樹
●志治 仰…八代 拓
●墨田羅砂…安野希世乃
●筧 亜美…佐倉綾音
●芥子 駆…村瀬歩
…他。

(参考:テレビアニメ『かくしごと』公式サイト

 

エンディング映像:大瀧詠一さんの『君は天然色』

↑TVアニメ『かくしごと』ノンテロップED映像 (avex pictures You Tube 公式チャンネルより)

 

言わずもがな有名な、大瀧詠一さんの『君は天然色』です。

この作品とは直接的には関係のない歌なんですが、雰囲気と歌詞がすごくぴったりなんですよね…!

全話観終えたあとにもう一度このエンディング映像を噛みしめて観ると、

口の中にみずみずしい柑橘系の果物の味が広がるような不思議な感覚になります🍊

 

読んでいただきありがとうございました!

 

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